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膣カンジダ症と口腔カンジダ症の違い

患者と話している医者

カンジダと聞いて、最初に思い浮かべるイメージは膣カンジダ症が多いと思いますが、実は口腔カンジダ症というものもあります。原因は膣カンジダの場合と同じく、カンジダ真菌によるものですが、こちらは膣や皮膚ではなく口の中に症状が出てきます。口の中の粘膜や舌に白いかすや苔のようなものが付着するようになります。この口の中にできるかすは取ろうとしてもなかなか取れないので、食べかすなどと違うということはすぐに気付くことができると思います。

初期症状として、何も感じない場合もありますが、症状がすすんでいくと舌痛症や接触痛、灼熱感などを感じるようになることもあり、味覚障害を引き起こしてしまう場合もあります。初期症状が全くなく、何か白いものが付着していると気づいてから病院に行ったら実はカンジダだったというパターンもあるかもしれません。灼熱感があると口の中に違和感を感じ続けることになりますし、舌痛症や接触痛、味覚障害等の症状があると、食べ物を食べる際に不快な思いをすることになるので、こちらも治療が必要です。膣カンジダ症の場合は膣剤を用いましたが、口腔カンジダ症の場合はビタミン剤や乳酸菌などの服用を行います。膣カンジダ症と同じように抗真菌薬を用いることもあります。

口腔カンジダ症は、赤ちゃんのときにかかることが多いです。大人が使ったスプーンなどの食器から感染してしまうということが多いので、感染させないように気を付けなければいけません。赤ちゃんが口腔カンジダにかかると、痛みなどを感じることはありませんが違和感などからご飯を食べないようになってしまったり、口腔カンジダから局部などにカンジダがうつってしまい、おむつかぶれなどが引き起こされてしまうこともあります。

大人も、免疫力が下がっていると発症しやすくなります。特にHIVに感染している場合は、大きく免疫力が下がってしまうので、この口腔カンジダ症を発症することが多いようです。糖尿病などを患っている場合も、発症しやすいと言われています。HIVや糖尿病患者の人は、特に再発しやすく、根気良く治療を続けていかなければいけません。他にも免疫不全を伴う病気の人は、口腔カンジダにかかりやすいので注意していきましょう。

膣カンジダ症の場合は、産婦人科などで治療してもらいますが、口腔カンジダ症の場合は皮膚科や歯科で治療してもらうことになります。義歯を付けている人も、長時間装着していることでカンジダ菌が発生しやすくなってしまうことがあるようです。ですので、義歯を付けている人は毎日口腔内を清潔にするように特に気を付けなければいけません。歯科に行った際には、義歯の清掃方法のアドバイスをもらいましょう。

どちらも、感染を防ぐためには普段から免疫力を下げないということが重要です。またどちらも薬を使って治療していくことになりますので、症状が出たらすみやかに診察を受けるようにしましょう。

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